本格(ミニ)長胴太鼓にチャレンジ!
(馬場パパ生まれて始めての長胴太鼓だい!)

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・平成17年の夏休みを楽しく有意義に過ごす工夫として、石川県・浅野太鼓のミニ太鼓キットを2個注文しておきました。 

・キットで作る太鼓は、上の革と下の革をロープで締める型のものですが、胴の仕上がりがとても素晴らしいので、長胴仕上げにしようと思います。 またロープで締める太鼓は以前お茶缶を使った犬ガム太鼓で沢山作ったので、もう卒業です。 と言う訳で、8月の夏休みは殆どこのミニ太鼓作りに費やされることとなりました。 





・本格ケヤキくり貫き胴

・これがキットに付属している、本ケヤキのくり貫き5寸胴(正確には、直径約14cm)。 サイズはミニだけどくり貫きで、仕上げもピカピカ。 これなら立派な5寸長胴太鼓になってくれるでしょう。
・革を水に付けて数時間から〜1日くらいおきますと、硬く板のようだった革がふにゃふにゃに柔らかくなります。 柔らかくなった革に、直径20cmの型紙をあてて、丸く切り取ります。 これにはキット付属の型紙が使用できます。 で、革を引っ張るためのクダを通すための穴を開けます。 クダは円周にそって8箇所に通すことにします。 穴は革の中心から85mmの位置に開けました。

・革はキットに付属していますが、馬場パパの場合は、以前、1尺5寸担ぎ桶胴太鼓を作ったときの余りの革を使用しましたので、付属の革より少し厚目です。
・ナイフで切り込みを入れたところに、太目の釘をクダとして差し込みます。釘の尖った先が危ないので本当は短く切断して使用するか、適当な別の材料を使用した方が良いかと思います。 (でもなかなか適当な材料が見当たらず、結局釘にしました。)
・仮張り:
・馬場パパ特製の締め上げ台(?)に乗せ、クダにロープを回し、全体が均一になるようにしてから、15cm位の捧(この場合は割り箸を使用)を差し込んで、回転させ、締め上げます。本張りでは無いので、クダを通した部分が切れない程度に締め上げます。 耳の部分の形などもに気を配って、完全に乾燥する前にある程度修正します。 割り箸じゃ弱いですね。締め上げてゆくと折れてしまいます。もっと強い材料を使ってください。

・革が乾燥したら、もう一枚の革を仮張りします。
  なかなか良い感じに出来ました。
・本張り:
・2枚の革が出来上がりましたので、今度はこれらを本格的に張ります。 方法は仮張りと同じですが、割り箸では持ちませんので、太くてしっかりした捧を用意しましょう。 馬場パパは直径10mmのラミン丸棒が手元にあったので、それを15cm長ほどに切断して使用しました。 ただラミン捧は材質が弱いので、締め上げてゆくと、だんだん捧にロープのかかっている部分が細くなり、数本が折れましたので、もっと強い材質を探した方が良いと思います。 
・乾燥した革の面部分のみ湿らせます。 耳は強い力で引っ張りますので濡れていると切れてしまう可能性があります。
・上に乗って踵でジャンプ+ゴムのハンマーで100回くらい打って、もじり捧を締め上げる〜を数回繰り返します。 それと胴に傷をつけないように、何かを巻いて置いた方が良いです。
・完成:
・突然ですが、完成です。上の工程で、両面とも本張りし、太鼓鋲(頭の直径10mm)を、15mm間隔で1列に打ち込みました。鋲は面から12mmの位置に、鋲と鋲の間隔は15mmとしました。 太鼓台は秩父屋台囃子のものを真似て作ってみました。

・注意:本物の太鼓につき物の、金輪と台座は付けませんでした。 太鼓の胴が立派なので、それに見合う金具を自作する自信が無かったので。
・大きさの比較に、ダックスのナナちゃんと2ショットです。 上の写真を見て、3尺太鼓と勘違いされると困るので。(そんな人いないね〜)

作成:馬場パパ  平成17年08月13日
撮影:馬場パパ  平成17年08月06日〜13日
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