いろいろな音と波形
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ここでは身の回りにあるものの音を、波形と一緒に聞いて・見てみましょう。
特に目的はないんですよ。 こんな音は、こんな波形なんだと、、おもって頂ければ結構です。
注意: 波形は、YAMAHAのTWE Version 2.3.1をダウンロードして使いました。 マイクロフォンは、SONYのワンポイントステレオ録音用、ECM-MS907を使いました。 このマイクをPCのマイク入力に接続し、TWEから録音し、波形に変換しました。  波形画面の左端から右端で約5秒間です。まあ、計測が目的ではないので気にしないで下さい。 耳で聞いた音と波形の関係みたいなものが分かればOKですね。 写真は、PCの画面をカシオのQV8000SX で撮影しました。 

注意: 波形に相当する音をWAV形式でリンクしておきました。 5秒くらいの短い音ですが、さすがにWAV形式!200KBくらいになりますので、忙しい方はまた今度お聞きください。
★録音の音は小さめにしてありますが、ボリュームは絞っておきましょう。念のため★         
1
台所のフライパンを、マリンバ用のマレットで軽く打ってみました。 フライパンの波形ってきれいに収束しますね。 この波形を見ただけで、素性の良さが分かるようです。 金属で打てば、最初の部分のレベルがもっと上がるかも知れません。 マレットで打ちましたから、”わ〜〜〜〜ん”てな音です。 


音を聞いてみましょう
2
1のフライパンの波形を拡大したもの。 きれいなサイン波形になっていますね。 だから澄んだ音がするのですね。 
3 同じフライパンですが、二打目に、打った瞬間マイクロフォンの前でフライパンを左右に回転させてみたもの。 当たり前だけど、二打目の波形が大きくなったり、小さくなったりしながら、全体としては収束してゆきます。 音は” わん、わん、わん、、、”ってな感じです。波形が面白いでしょ? フライパンが楽器なら、音の出る面をお客様に対して、角度を変化させてやれば十分効果音が作れます。  

音を聞いて見ましょう
4 これは、台所にあった、ガラスのコップを、ボールペンで、軽く打ったもの。 澄んだきれいな音がしました。 チン、チン、チン、、、、見たいな音です。 波形から分かる様に、音の収束が早く、あまり余韻はありませんでした 。

音を聞いて見ましょう
5 これは、手に持ってシャンシャン鳴らすスズです。
”しゃん、しゃん、しゃらしゃらしゃらしゃら”ってな感じに振ってみました。 波形もそんな感じになっていますね。

音をみいてみましょう
6 これは、パーランクーの、(1)中心、(2)中心と淵の中間、(3)淵の木、の順に軽く打ってみたものです。 どうです、波形から音が想像出来ますか?

音を聞いてみましょう
7 これは余韻が長いですね。 トライアングルです。
トライアングルを手に持って、軽く打ってみました。 さすがですね、なんの変哲もない鉄の棒を三角に曲げただけなのに、この余韻!!
直径10cmくらいの鋼鉄でトライアングル作ったら、良い楽器になりそうな予感がしてきたな〜

音を聞いてみましょう

うんちく:

サイン波??

正弦波???

円運動????


サイン波はサイン・コサイン・タンジェントのサインです。
サイン波は日本語では正弦波と書きます。 正弦波とは、簡単に言うと円運動です。 円運動を時間軸に沿って描くと正弦波になるんですね〜不思議ですね〜〜、、。。

サイン波は、その波(信号)の中に単一の周波数成分しか含みません。つまり濁りがありません。 ですから、サイン波状の波形になる音は、ポ〜ン、ピ〜ン、的な音です。 楽器では、ピアノや、鉄琴、縦笛、クラシックギターの音がサイン波的です。 

逆に濁って感じる音は、例えば、ジー、とかビューとかガー、、、とか言う音ですね、バイオリンやエフェクターを通したギターの音など、いろんな周波数を含んでいます。 含まれているいろいろな周波数成分の、夫々の大きさによって、音色が変わります。 その組み合わせが楽器独特の音になっています。 シンセサイザーでは、その組み合わせを人工的に作り出して、いろんな音を出します。

でも”澄んだバイオリンの音色”ってな言い方があるところを見ると、必ずしもサイン波でなくても人の耳には澄んで聞こえるものもあるんでしょうね〜。 面白いですね、、、 、、、(余韻)

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